【体験談】シミだと思っていたら肝斑だった件|50代更年期の私が皮膚科で知ったこと

更年期・体の変化

「こんなところに、こんなシミ前からあったっけ……?」

更年期を迎えた頃から、頬のあたりに広がるシミが気になり始めました。50代にもなればシミが増えるのはごく自然なこと。「そのうち何とかしたいな」と思いつつも、「年齢のせいもあるし……」とどこか問題を後回しにしていたのです。

そんな中、思い腰を上げて受診した皮膚科で言われたのは、まさかの言葉でした。

今回は、シミだと思い込んでいたものが実は「肝斑」だったと分かった体験談と、処方薬を経験したうえで私が行き着いた「無理なく悪化させない生活習慣」についてお話しします。

1. これってシミじゃないの!? 鏡の前の私が絶望していたら、皮膚科医に「いいえ、肝斑です」と宣告された件について

「最近なんだか濃くなってきたなぁ。シミ用の美白美容液を塗っているのに、全然効かない……」

鏡の前でため息をついていた私。重い腰を上げて、近所で『腕は確からしいけれど、ちょっと個性的』と評判の皮膚科へ駆け込みました。

そこで私を待っていたのは、まさかの展開でした。
私の顔をじっと見た医師が、ふっと笑いながら言い放ったのです。

「あなた、こんな顔でよく今まで生きてこれたね」

……はい?????

先生、あまりにも言葉がストレートすぎます……!と思わず固まってしまいましたが、医師は続けてこう説明してくれました。

「これ、ただのシミじゃないよ。肝斑(かんぱん)。普通のシミケアを100年やっても効かないし、むしろ良かれと思ってやってることが悪化させてるよ」

なんと、私がよかれと思ってせっせと行っていたシミケアは、肝斑にとっては「むしろNG行動」だったのです。

知らずにやっていた!私の3つのNG行動

皮膚科で指摘されてハッとした、私の間違ったスキンケアがこちらです。

① 美白美容液を念入りに擦り込んでいた

「効いてくれ〜!」と念を込めながら念入りに塗り込んでいましたが、肝斑にとって摩擦は一番の大敵。 擦ることで刺激となり、余計に濃くなってしまうのだそうです。塗り込むのではなく、「優しく点置きしてなじませる」のが正解でした。

② シートタイプのクレンジングでゴシゴシ拭き取っていた

手軽さから愛用していた拭き取りシートですが、これも肌への強い摩擦になっていました。クレンジングは弾力のあるジェルやミルクを使い、手と肌が直接こすれないよう優しくなじませる必要があります。

③ 強い紫外線対策を怠っていた

「ちょっとそこまでだし」「曇りだから大丈夫」と油断していた日焼け対策。紫外線は肝斑を激しく悪化させる大きな要因でした。

2. シミと肝斑は何が違うの?

そもそも「普通のシミ」と「肝斑」は何が違うのでしょうか?
医師の説明や自分で調べた内容をわかりやすく整理してみました。

項目一般的なシミ(日光性色素斑など)肝斑(かんぱん)
見た目の特徴輪郭がはっきりした「点々」境界がぼやけた「モヤっと広い」影
出かた左右非対称に出ることが多い頬骨のあたりに左右対称に出やすい
主な原因長年の紫外線ダメージなど女性ホルモンの変化、ストレス、摩擦など

更年期世代に肝斑が増えやすいのは、ホルモンバランスが大きく揺らぐ時期だからこそ。
そして注意したいのが、「一般的なシミ取りレーザー」は肝斑に照射すると逆に濃くなってしまうことがあるという点です。自己判断でケアする前に、一度専門の医師に見てもらうことの大切さを痛感しました。

3. 「トラネキサム酸」を飲んで分かったことと、私の選択

皮膚科で「トラネキサム酸(トランサミン)」という内服薬を処方してもらい、しばらく服用することになりました。

思っていた以上に薄くなった感動!

飲み始めてしばらく経つと、気になっていたモヤモヤした影がかなり改善し、全体的に肌がワントーン明るくなったような透明感を感じました。もちろん効果には個人差がありますが、私自身は鏡を見るたびに変化を実感していました。「内側からのケアってこんなに効くんだ!」と、確かな効果を実感した嬉しい体験でした。(※その後、病院に通うのが難しい時期は市販のトラネキサム酸配合医薬品を試したこともあります)

でも「飲み続けること」への不安も…

効果を感じて満足していたのですが、まだ生理が残っていた頃、服用を続けているうちに経血量が以前より明らかに少なくなったように感じたのです。色もいつもより濃く、乾燥してカスカスしたような状態になり、「私の体に合っているのかな……?」と少し不安になりました。

※これがトラネキサム酸の影響だったと断定はできません。体調やホルモンの変化の時期が重なっていた可能性もあります。(※気になる症状や不安がある場合は、必ず医師や薬剤師にご相談くださいね)

やめたら少し戻ってきたけれど……

不安を残したまま飲み続けるのも気になったため、私は一度服用をお休みすることにしました。
すると、やはり時間をかけて少しずつ肝斑が戻ってきたのです。「ああ、飲んでいた時はしっかり効いていたんだな」と実感しました。

でも、「効果があるからずっと飲み続ければいい」という単純な話ではないと気づきました。
若い頃なら「キレイになるなら多少の違和感は我慢して続けよう!」と思っていたかもしれません。ですが50代になった今の私にとっては、「効果があること」と同じくらい「自分が安心して過ごせること」が大切なのです。

少し肝斑が戻ってきてしまいましたが、今の自分の体調と気持ちのバランスを考えた結果、私は「薬だけに頼らず、日常生活で悪化させないケアをしていく」という付き合い方を選びました。

4. 肝斑を悪化させないために!50代の私が今続けている「無理のない習慣」

肝斑は「完全に消し去る」を目指すよりも、「これ以上悪化させないように上手につきあっていく」という考え方にシフトすると、心がとてもラクになりました。

諦めるわけではなく、無理のない範囲でキレイを保つために、普段のスキンケアや日常のちょっとした刺激を減らす工夫を続けています。

日常のスキンケア&摩擦レス習慣

  • 摩擦を徹底的に避ける: 洗顔、クレンジング、スキンケアのすべての工程で「絶対にゴシゴシこすらない」を意識しています。
  • 泡で包む洗顔: 洗顔料はしっかり泡立てて、手が直接肌に触れないクッションにするイメージで。熱いシャワーを直接顔に当てるのも刺激になるのでNGです。
  • クレンジングの見直し: 拭き取りタイプをやめ、厚みのあるジェルやミルクタイプを優しく伸ばすように変更しました。

見落としがち!日常生活の「隠れた摩擦」対策

肝斑を悪化させないために一番意識するようになったのが、「できるだけ肌をこすらないこと」です。
そこで改めて考えてみると、毎日の生活の中で長時間を顔に触れている“意外な刺激”に気づきました。

① マスクによる摩擦の見直し

マスクの着脱、会話によるズレ、汗で湿った状態での摩擦……。毎日の小さな刺激が、知らないうちに頬の負担になっていたのかもしれません。マスクが直接肝斑の原因になるとは断定出来ませんが、摩擦を減らすことは日頃から意識しています。

  • サイズの合ったマスクを選ぶ: 大きすぎ小さすぎで小さく擦れるのを防ぐ
  • 肌あたりをチェック: ゴムや布が当たる場所が赤くなっていないか確認する
  • シルクのインナーマスクを活用: 肌へのあたりを柔らかくして摩擦を軽減する

② 髪の毛の接触刺激を防ぐ

髪の毛がふっと顔にかかる物理的な刺激も、知らず知らずのうちに肌へ負担をかけてしまうことがあります。

  • 髪をすっきりまとめる: 日中や就寝時、髪の毛が顔にかからないようゆるく結んだりまとめておく
  • スタイリング剤の付着に注意: ヘアスプレーや整髪料が顔の肌に付着すると刺激になるため、顔につかないよう気をつける

もちろん、顔に触れるものをすべて完璧に排除する必要はありません。
私自身も「気にしすぎて疲れる美容」は絶対に続きませんでした。
「できる範囲で、肌をこすらない・刺激を減らす」ということをゆるく意識しています。

私が続けているインナーケア

紫外線や摩擦など外側からの刺激を減らすことに加えて、食事やサプリなど内側からのケアも意識しています。「これ一つ飲めば大丈夫」というものではなく、自分に合うものを少しずつ取り入れるようにしています。

現在、私が毎日続けているサプリや、その理由については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
>>私の更年期レギュラーサプリ公開|今毎日飲んでいるもの全部紹介します

肝斑対策の要となる「紫外線対策」については、こちらの記事で詳しくまとめています。
肌に優しいノンケミカルの日焼け止めや、愛用している日傘・帽子・サングラスなどをご紹介していますので、ぜひあわせて参考にしてみてくださいね。
>>【更年期女性の日焼け対策|紫外線がつらくなった50代の私が見直したこと

5. まとめ:「年齢だから仕方ない」と決めつけなくて良かった

受診したときの皮膚科の先生の強烈な言葉は今でも忘れられませんが(笑)、今となっては「ブログの面白いネタを一つもらったな」と笑い話になっています。

もしあの日、勇気を出して皮膚科へ行っていなかったら、私は今でも間違ったケアで一生懸命顔を擦り、肝斑を悪化させていたかもしれません。そう思うと、先生は私の肌と本気で向き合うきっかけをくれたのだなと感謝しています。

更年期になると、体や肌には本当にさまざまな変化が訪れます。
「もう50代だし、年齢のせいだから」と一人で決めつけて諦めてしまう前に、一度専門家に相談してみたり、自分のケアを見直してみたりすることで、思いがけない解決策やラクな付き合い方が見つかることもあります。

完璧を目指して頑張りすぎず、今の自分に優しく寄り添いながら、心地よいキレイを目指していきましょうね。