国が動いた更年期サポートのリアル「私の気合いが足りないせい?」と悩む働く女性へ

更年期・体の変化

今年も健康診断の季節がやってきました。うちの職場は毎年真夏に健康診断があります。更年期で暑さがつらい時期と重なるので、正直なところちょっと憂うつです……

実は私、毎年の健康診断の2〜3ヶ月前になると、急に焦って食事制限をしたり運動を始めたりします(笑)

健診のときに「あれ?去年より〇キロ太ったね」なんて、まるで普段サボっているかのように指摘されるの、本当に不快じゃないですか!

「ちゃんとした姿で見てもらいたい」「自己管理ができていないと思われたくない」

そんな風に、どこか気合いで乗り切ろうとしてしまうのって、私だけではないはずです。

でも、どんなに食事に気をつけても、どれだけ気合いを入れても、自分の意志ではどうにもコントロールできない波がやってきます。それが、50代の私たちを襲う「更年期」の不調です。

仕事へ行く前に急に汗が止まらなくなったり、家事をしなきゃいけないのに理由もなくイライラして落ち込んだり……

「私の気合いが足りないのかな」と、ひとりで自分を責めていませんか?

実は、更年期に現れる症状はホットフラッシュだけではありません。人によって現れ方はさまざまで、その種類は100以上あるともいわれています。
>> 更年期症状は100種類以上?女性に現れる不調を一覧で解説

特に夏は暑さそのものがホットフラッシュを強く感じさせることもあり、「去年よりつらい」と感じる方も少なくありません。
>>【更年期は夏に悪化する?】「私だけ暑い…」の正体と、暑さでホットフラッシュがつらくなった私の体験談

そんながんばり屋の私たちに、とても心強いニュースが飛び込んできました。なんと厚生労働省が、企業の定期健康診断の問診票に「更年期障害」や「生理の不調」といった女性特有の健康課題に関する質問を追加することを決めたんです。

今回はこのニュースについて、50代・働く主婦のリアルな目線で、私たちがこれからどう救われるのかをお話しします。

ついに国が動いた!健康診断で「更年期」が聞かれるようになる理由

今回の改定は、厚生労働省が「働く女性の健康を国を挙げてサポートしよう」と本気で動き出した証拠です。

これまでの健康診断といえば、体重や血液の数値、レントゲンなど「目に見えるデータ」ばかりが重視されてきました。

でも、更年期のツラさというのは、検査の数値にはなかなか表れません。本人がどれだけしんどくても、周りからは「いつも通り元気に働いている」ように見えてしまうのが、この世代の切ないところですよね。

国がわざわざ問診票にこの項目を追加するのは、「更年期はただのワガママでも、怠けでもない。社会全体でケアすべき大切な健康課題なんだ」と認めてくれたからに他なりません。

50代の働く女性は、職場での責任もあり、家に帰れば家事や(人によっては)介護もあり、まさに限界ギリギリで回しているトリプルパンチの時期。

これまで「私が我慢すればいいや」と職場で言えずに騙し騙しやってきた私たちの悲鳴が、やっと国に届いたのです。

更年期はいつか終わると分かっていても、その途中にいると「この不調はあと何年続くんだろう」と不安になりますよね。
>>【更年期のロードマップ】いつまで続くの?始まりから終わりまでの時系列と体の変化

体重はちょっと頑張って隠しても、更年期は「ありのまま」を頼っていい

ここで、冒頭でお話しした「私の健診前の悪あがきダイエット」の話に戻ります。

お医者さんにチクリと言われるのが嫌で、健診前だけちょっと生活習慣を整える……これ自体は、年に1回の良いキッカケになるので、私は全然アリだと思っています!(2〜3ヶ月でも頑張れるのは、むしろ私たちの立派な努力です!)

でも、更年期の症状だけは、どれだけ気合いを入れても、2〜3ヶ月ダイエットをしても、隠すことも誤魔化すこともできません。

だからこそ、次の健康診断からは、こう考えてみませんか?

「体重の数値はちょっと頑張って取り繕っちゃうけれど、更年期のツラさだけは、ありのままを正直に」って。

新しい問診票では、以下のような内容が確認される予定です。

  • その症状のせいで、日常生活や仕事に影響が出ているか
  • 職場で困っていることや、配慮してほしいことがあるか

​「会社に知られたら不利益になるかも……」と心配になるかもしれませんが、プライバシーへの配慮は徹底されますし、回答は強制ではありません。

​でも、もし「実は毎日の仕事が本当にツラい」と感じているなら、正直にチェックをつけて大丈夫。それは恥ずかしいことではなく、国が用意してくれた優しいサポートに甘えるための、正当な権利なんです。

病院を勧められたらどうする?更年期の選択肢はいろいろ

「でも、もし健診で『婦人科の受診』を勧められたら、必ず強いお薬(ホルモン治療など)を飲まなくちゃいけないの?」と、少し身構えてしまう方もいるかもしれません。

ホルモン治療(HRT:ホルモン補充療法)とは、減少したエストロゲン(女性ホルモン)をお薬で補う治療法のことです。

実は、更年期の乗り越え方や選択肢は、私たちが思っている以上に多様です。病院へ行くことだけがすべてではありませんし、治療法も人それぞれ。漢方やサプリ、生活習慣の見直しなど、自分に合う方法をゆっくり探していけば大丈夫です。

例えば私自身は、生活習慣を見直しながらエクオールなどのサプリメントも取り入れ、自分に合う方法を少しずつ探してきました。
>> エクオールの効果はいつから?50代更年期の体験談

先に「選択肢がたくさんあるんだな」と知っておくだけでも、次の健康診断をぐっとリラックスして迎えられるはずですよ。

以前、私が「病院へ行くべきか」と悩んだとき、気持ちが少し軽くなったエピソードをこちらの記事にまとめています。
​>>更年期は病院へ行くのが普通だと思い込んでいた私が、少し気持ちがラクになった話

まとめ:これからは、自分を「一番」に労わってあげましょう

これまで私たちは、家族のため、仕事のため、周りのために自分を後回しにしすぎてきました。体調が悪くても「気合いが足りない!」と、なんとか乗り切ってきたのではないでしょうか。

でも、もうひとりで抱え込まなくて大丈夫です。少しずつ、国や職場でも更年期への理解を広げようという動きが始まっています。

「最近、ちょっとおかしいな」と思ったら、それは頑張ってきた体からのサイン。次の健康診断をひとつのキッカケにして、これからは自分の体と、もっと優しく、ありのままに向き合ってみませんか?

……なんて言いつつ、実は私、「毎年夏に健康診断があるおかげで、強制的にダイエットのスイッチが入るから、ある意味ちょっと助かっているかも!」なんて思ったりもしています(笑)

人間、なにかきっかけがないと、毎日の食事を見直したり運動を始めたりするのって難しいですよね。だからこそ、毎年の健康診断は「怒られるイベント」ではなく、「国や会社のお金で、自分の体を見直すチャンス」だと捉えてみるのはいかがでしょうか?

そして、更年期のつらさは、一人で我慢するものではなく、必要なときは周囲のサポートを借りてもいい。

今年の健康診断が、そんなふうに自分を大切にする一歩になれば嬉しいです。


「病院へ行くほどではないけれど、自分でできることから始めたい」という方は、私が実際に試してよかったセルフケアもまとめています。
>> 更年期の不眠・ホットフラッシュ対策5選|色々試して辿り着いた「私を救った」セルフケアとサプリメント

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